MATERIAL GUIDE
シーリング材の買い出し|用途・下地・プライマーを先に確認
本数を出す前に、新設か撤去か、施工場所、下地、塗装可否、指定プライマー、目地構成、SDSを同じ製品資料で確認します。一つでも不明なら、数量を購入判断へ進めません。
先に答え
シーリング材は本数より先に、用途・施工場所・下地・塗装可否・指定プライマー・目地構成を同じ製品資料で確認します。材料ヨミで数量を出せるのは、既存材の撤去を伴わず、幅・深さが確認できる新しい一定断面の直線目地です。
プライマーは万能品へ置き換えません。バックアップ材とボンドブレーカーも単なる量調整材ではなく、設計された接着面をつくる部材です。要否・材質・配置が不明なら購入判断を止めます。
比較・分岐
| 確認すること | 数量へ進める条件 | 停止する条件 |
|---|---|---|
| 新設/既存材 | 既存材の切断・撤去を伴わない新しい目地 | 古い・材質不明の材を切る、剥がす、削る |
| 用途・下地・塗装 | 同じ品番の用途、被着体、上塗り適合を確認済み | 材種名だけで適合を推測する |
| プライマー | シーリング材メーカーの指定品と施工条件を確認済み | 他社品、万能品、不明品へ置換する |
| 目地構成 | 幅、充てん深さ、二面接着等の設計条件を確認済み | バックアップ材/ボンドブレーカーの要否・配置が不明 |
| 性能領域 | 非構造・非耐火の新設目地で適用範囲内 | 雨漏り、防水層、構造ガラス、耐火、動く目地の設計 |
売り場で、同じ品番の資料を一組にする
商品名が似ていても、別品番の数値や施工条件は混ぜません。商品本体のメーカー名・品番を起点に、同じ品番の現行商品情報、施工要領、指定副資材、SDSを照合します。店頭表示は在庫・価格・販売単位の確認に使い、用途適合や施工条件の根拠はメーカー資料で確認します。
| 照合する項目 | 商品・資料で見る場所 | メモへ残す内容 | 一致しないとき |
|---|---|---|---|
| 本体の品番と適合 | カートリッジ、品番ページ、施工要領 | メーカー、品番、用途、施工場所、被着体、塗装可否 | 「変成」「シリコーン」等の材種名だけで適合を決めない |
| 内容量 | 同じ品番の「NET」「内容量」表示 | 1本の正味容量mL、販売本数、同梱ノズルの有無 | 外形や一般的なカートリッジ容量で補わない |
| プライマー | シーリング材の施工要領、指定品の資料 | 指定プライマーのメーカー・品番、対象下地、施工可能時間 | 他社品・万能品・名称が似た製品へ置き換えない |
| 目地構成 | 目地図、現場実測、施工要領 | 同じ断面ごとの幅・深さ・長さ、二面接着、バックアップ材/ボンドブレーカーの要否 | 不定形・変断面・構成不明の目地を長方形として計算しない |
| 工程と安全 | 施工要領、SDS | 養生、硬化・水掛かり・塗装時期、換気、保護具、火気、保管・廃棄 | 別品番や一般値から時間と安全条件を決めない |
店へ持っていく記録
スマートフォンのメモまたは印刷用紙に、次の見出しを先に作ります。施工場所/新設か既存材撤去か/メーカー・品番/用途・被着体・塗装可否/内容量mL/目地ごとの幅・深さ・長さ/指定プライマー/バックアップ材・ボンドブレーカー/施工可能時間/SDS確認/価格条件。
価格の記録:店舗・確認日・税込/税別・1個の価格・入数・必要個数・送料/加工費を分けます。価格だけを見て容量や入数の違う商品を比較しません。
計算ツール
1. 製品を確定する
- 新設か、既存材の撤去を伴うか
- 屋内・屋外、水回り・外壁・開口部
- 接着する下地と、上から塗装するか
- 製品の用途・下地適合・施工場所
2. 目地構成を確認する
- 目地の幅・深さ・合計長さ
- 指定プライマーと乾燥・施工可能時間
- バックアップ材/ボンドブレーカーの要否
- SDSの換気・保護具・火気・廃棄条件
ここでは止める
- 古い・材質不明の既存シーリングを切る、削る、撤去する
- 漏水原因、防水層、構造・防火性能の判断が必要
- 外壁全面、屋根・バルコニー、構造ガラスなど専門設計の領域
- 製品と用途・下地・塗装の適合、指定プライマー、目地構成を一次資料で確認できない
- SDS記載の換気・保護具・取扱条件を満たせない
既存材の撤去を伴う時点で数量計算だけでは進めず、材種、PCB・石綿、廃棄方法を有資格者・専門業者へ確認します。
商品資料で一組にして見る欄
| 確認欄 | 買い出しでの扱い |
|---|---|
| 用途・施工場所・下地 | 「変成シリコーン」など材種名だけで適合を決めない |
| 塗装可否 | 上塗りする塗料との組み合わせまで確認 |
| 指定プライマー | 万能品、他社品、不明品へ置換せず、塗布量・乾燥時間も同じ資料で確認 |
| バックアップ材・ボンドブレーカー | 単なる量調整材と考えず、要否・材質・配置を設計条件で確認 |
| 内容量・標準塗布量 | 同じ品番のmLを本数計算へ使い、別品番のm数を流用しない |
| SDS・ラベル・施工要領 | 換気、保護具、混合、可使時間、保管・廃棄を確認 |
買い出しチェック
- 適合確認済みのシーリング材
- メーカー指定プライマー
- 指定がある場合だけバックアップ材/ボンドブレーカー
- ガン、ノズル、へら、マスキング材
- SDS指定の保護具、清掃材、廃棄方法
PRIMARY SOURCES
一次資料と計算範囲
一律の目地寸法、ロス率、乾燥時間、プライマー塗布量は置きません。購入する製品の現行資料を優先します。
計算方針と出典の確認・失効管理も公開しています。