QUICK ANSWER

先に結論

  • 商品のロール幅継ぎ目の重ね代で、部屋を何本に分けるかを決めます。
  • 各1本の長さへ切りしろと、必要なら柄リピートを反映します。
  • 全本の長さを足し、商品の販売刻みへ切り上げます。
  • 柄の向き・光・継ぎ目位置・施工要領が優先される場合は、注文mが少ない向きだけで決めません。

商品ページで見る4つの数字

ロール幅

商品のシート幅。「巾182cm」なら1.82mです。

巻長・販売刻み

購入できる巻長と、切売りを何m刻みで注文できるかを商品表示・販売店で確認します。10cm単位なら販売刻みは0.10mです。

縦リピート

柄が縦方向に一巡する長さ。柄合わせ不要なら0です。

継ぎ目の施工条件

重ね切り、突き付け、溶接など商品の施工要領を確認します。重ね代を自己判断で固定しません。

東リの公式商品には幅1820mm・長さ30m・30m/巻の例があり、サンゲツの別商品には巾182cm・縦横リピート91cmの例があります。どちらも品番固有の値です。

重ね代をJ、ロール幅をWとすると、最初の1本はWを覆い、2本目以降が新たに覆う幅はW−Jです。施工幅がWを超える場合の本数は 1+ceil((施工幅−W)÷(W−J))。材料ヨミはこの境界を含めて両方向を比べます。

2方向を比べると注文mが変わる

3.4m×2.6mの部屋、幅1.82m、重ね代0.03m、切りしろ合計0.10mの単純例

  • 3.4m方向へ長く敷く:2本×3.5m=7.0m
  • 2.6m方向へ長く敷く:2本×2.7m=5.4m

これは柄リピートと販売刻みを入れる前の比較です。実際には柄、部屋形状、継ぎ目位置、商品の施工要領で結果が変わります。材料ヨミの「注文mが少ない向きを比較」は、重ね代を含む同じ条件で両方向を計算します。

「短い向き」より優先する条件がある

  • 木目・タイル柄など見た目の向きが決まっている
  • 継ぎ目を避けたい場所、光の方向、部屋の入口がある
  • メーカーが施工方向や継ぎ目処理を指定している
  • 複雑な凹凸があり、現場での割付図が必要

条件がある場合は向きを指定し、単純な最小注文mを採用しません。切り落としの別列流用も、実際の割付を確認せず前提にしないでください。

既存床を剥がす前に確認する

既存床材や接着剤を剥がす・削る・切る作業では、石綿の事前調査や下地状態の確認が必要です。数量が計算できても施工可否を保証するものではありません。未確認なら作業を止め、材料ヨミの安全表示と公的案内に従ってください。

MEASURE, CHECK, RECORD

柄リピートと販売刻みは、順番に切り上げる

注文mは「部屋の長さ×必要本数」だけでは決まりません。材料ヨミでは、まずシート1本の裁断長へ切りしろを足し、柄合わせが必要なら縦リピートへ切り上げます。その裁断長に本数を掛け、最後に販売店の販売刻みへ切り上げます。

  1. 部屋の施工長+1本ごとの切りしろを出す
  2. 縦リピートがある場合は、1本の裁断長をリピートの整数倍へ切り上げる
  3. 柄切り上げ後の裁断長×必要本数で合計延長を出す
  4. 合計延長を、販売店が示す販売刻みへ切り上げる

既存の単純例へ縦リピート0.91mを加えた計算例

部屋3.4m×2.6m、ロール幅1.82m、重ね代0.03m、切りしろ合計0.10mでは、どちらの向きも2本必要です。さらに、公式商品例にある縦リピート0.91mを当てはめ、販売店が0.10m刻みで販売するという仮定で比較します。

柄リピートと販売刻みは、順番に切り上げる:確認表1
シートを流す向き切りしろ後柄切り上げ後2本の合計注文m
3.4m方向3.50mceil(3.50÷0.91)×0.91=3.64m7.28m7.3m
2.6m方向2.70mceil(2.70÷0.91)×0.91=2.73m5.46m5.5m

柄リピートを入れない既存の単純比較は7.0mと5.4mです。柄と販売刻みを反映すると、同じ部屋でも注文mがそれぞれ増えることが分かります。

柄切り上げは合計延長へ一度だけ掛けない

切りしろ後2.80mのシートを2本、縦リピート0.91mで取る計算例

1本ごとに切り上げると、ceil(2.80÷0.91)×0.91=3.64mなので、2本で7.28mです。先に2本を合計して5.60mを一度だけリピートへ切り上げると6.37mとなり、1本ごとの柄位置を確保できません。裁断する本数ごとに柄切り上げを済ませてから合計します。

0.91mは品番表示の例、0.03m・0.10m・販売刻み0.10mは計算説明用の仮定です。

重ね代、切りしろ、販売刻みを全商品共通値にはしません。購入品の施工要領と販売店の注文条件へ必ず置き換えてください。柄方向が指定される商品では、注文mの少ない向きを自動採用しません。

数値例は本文で明記した商品の表示例または計算説明用の仮定です。購入時は、同じ品番の最新商品情報・施工要領・販売条件へ置き換えてください。

NEXT STEP

実測値で買い出し数量を確認

用語と入力値を確認したら、計算ツールで必要量と購入単位を計算できます。

クッションフロアの注文mを計算する床材の買い出しで確認するものを見る

SOURCES & REVIEW

出典と確認

本文は材料ヨミ編集部が一次資料と材料ヨミの計算式を照合し、表示する例の単位・丸め・適用範囲を2026年7月20日に確認しました。次回の出典確認期限は2026年10月20日です。サイト全体の出典と更新状況も公開しています。